品質管理(QC)検定2級の勉強方法と攻略法
こんにちは!シャケです! 今回は、先日第27回品質管理検定2級(2019/3/24)を受けてきたので勉強方法と試験攻略のポイントについてつらつら書いていこうと思います。
勉強開始前の状況
品質管理検定を受検するのは今回が初めてでした。
大学の授業で基本的な統計の知識(分布の性質・検定・推定・回帰分析など)は習っていましたが、ほとんど忘れかけていました。品質管理の知識も同様です。
おさらい且つしっかりとした知識として身に付けるために今回検定を受けることに。
使用したテキスト
- 作者: 高山均
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: 単行本
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一冊で全体を大体網羅していたためとても重宝しましたが、広く浅くなテキストのため過去問でよく出題されている用語の説明が2行で書かれていたり、回帰分析や検定・推定の数学的説明が充実しておらず、「手順を覚えましょう」というような書かれ方をしていたりと正直これだけで合格するのは難しいと思われます。
なので、統計学的手法で足りていない部分は次のテキストを用いました。
- 作者: 東京大学教養学部統計学教室
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1991/07/09
- メディア: 単行本
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この本は統計学を学ぶ上で痒いところに手が届く良本です。QC検定以外でも普段の統計学の勉強の中でも、当たり前に使っているものを数学的に説明してくれます。
分布の性質・検定・推定・回帰分析の数学的説明はこちらで補いました。
- 作者: QC検定過去問題解説委員会,仁科健
- 出版社/メーカー: 日本規格協会
- 発売日: 2018/12/21
- メディア: 単行本
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この過去問のいいところは解説が充実している部分です。各問題解説の後にその問題で取り扱った範囲をまとめた部分があったりと題名通り「過去問から学ぶ」ことができました。
過去問を解くことのメリットに関しては、他の資格ですしネットに多く載っていると思うので割愛させていただきます。
あ、一つ言うなら過去問は必ず最新版を買ったほうがいいですよ。直近の過去問ほど傾向が似ていますからね。
勉強方法・スケジュール
正直、相当気ままに勉強をしていったと思います。
試験の2ヶ月半前くらいに教科書を購入し、そこから不定期に1日1章のペースで読んで、その次の日に問題を解いて復習、と進めていきました。
最初は「過去問を購入せず、合格したろ!」と思っていましたが、教科書に付いている過去問を解いて、「ヤバい」と思い過去問を購入し、約1ヶ月前から過去問研究がスタート。
本番まで、過去問を解く→解説を読む→足りていない部分は教科書・東大本読み直し→解き直しを繰り返し、7.5〜8割は安定して解けるようになった。
当日も安定して解ける自信があったため、あまり緊張せずいつも通りに解けました。
攻略ポイント
個人的には品質管理の統計的手法(特に回帰分析・推定・検定・実験計画法)が得点の稼ぎ所だと思います。なぜならこれらは毎回必ず出題されるからです。
しかも、パターンは決まっているわけですから慣れてしまえば取り放題です。私も本番ではこの辺り満点取れた自信があります。
品質管理の実践分野(テスト後半の語句問題)に関しては完璧に覚えるのは大変だと思いますし、毎回出題される範囲が変わるので、テキストを一読し、過去問を通して覚えていくのが良いでしょう。
割と内容が理解できなくても、文脈と選択肢を照らし合わせれば解けることが多かったです。
とりあえずこんな感じかな!他にもポイントはありますが一度に書くのが大変なので、ちょくちょく更新していこうと思います。
それでは!